ナナメグリ ノンケ リーマン 切ない

BL 漫画 おすすめ【ノンケ ダメ ゼッタイ】ナナメグリ

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久々にBLで泣きたい方に捧げます

俺と上司の恋の話
著者:ナナメグリ
立ち読みもあるよ

新入社員の高梨は、初めてできた上司の徳永がゲイであることを知る。しかも、彼の恋のお相手は社長の古谷で、そのことは周知の事実。ゲイ受け入れモードの会社についていけないと思いつつ、一途な徳永の想いに触れ、気づけば徳永を目で追ってしまう高梨。あれ? この気持ちは…恋!? ノンケ部下とゲイ上司のとってもキュートなラブストーリー。

 

雪のようにしんしんと降り積もる

そんな2人の愛情が、積み重なっていく様を眺める作品です。

三部作(俺と上司と恋の話⇒俺と部下の恋の先⇒俺と彼氏の恋の果てに)ですが、読み終わった後、行く末を見届けた満足感に浸れることでしょう。

 

 

結構、ノンケが絡む系は珍しくもないのですが、なんだろ、これ…

胸がイタイ。イタイんだよ!!!!

しかも、リーマン物で、日常がリアルすぎて…はぁ。

BL って、最初から架空の話と思って読みますが、この作品はどこかにこんなカップルがいるかもしれないと、思えてしまうところにまた感情移入してしまう。

三部作は読み進めるほどに切なくハラハラと盛り上がってまいります。

新入社員の教育係(徳永)はゲイで会社公認。そして、彼は社長に片思いしてる。

この社長がまたいい味出してるんだなぁ。私も是非ここに勤めたいと思わせるくらい、社長ナイスガイです。

 

社長、親のような眼差しで一言

僕は君たちが一緒にいるところが好きだなぁ

 

一見、会社のみんなはゲイの徳永を受け入れているように思えるが、最初は風当たりもきつかったらしい。

およそノンケの高梨が惚れる要素皆無な気がするけど、意外と恋愛にピュアな徳永に気づけば心奪われている。

あの人男なのに、あれ?なんだこれ。

でも自分の気持ちに真っ直ぐに突き進む高梨が気持ちいい。

ノンケがゲイをぐいぐい強引に引っ張っていく。

だってお前ノンケだしと、相手にしようとしない徳永に対し

あんたを好きになった時点で俺はノンケじゃないと思う、と返す高梨。

いろいろすったもんだして2人は恋人同士になるのだけれど…

ゲイであるが故の世間からの仕打ちに、徳永は自分は翻弄されて傷ついても仕方ないことだと思えても、ノンケのはずの高梨までも同じ目にあうのは耐えられない。

ノンケの彼の未来を潰したくないと何度となく手放そうとするゲイの心理描写が本当に切ない。

長いお話の中で一番印象的な台詞は徳永のこの一言でした。︎

おまえが…ふこうになんのが……やだ

グサリときました。

 

徳永の心の中のつぶやきより抜粋

そんな目でで見ないでくれ
やめて
こいつにはなんもしないで
お願い

 

涙を見せる徳永に対して高梨の台詞

いいよ
あんたが苦しいなら二人で逃げる?
それとも残って何とかやってく?
オレはホントにどっちでもいいんだけど
これから先のことをひとりで決めないで
2人で話そうよ

 

別れそうな時期に、徳永の葛藤

会いたい
顔が見たい
話が出来なくてもいい
高梨に会いたい
背中だけでもいい
俺に気付かなくてもいい
誰かと話す声がもれ聞こえるだけでいい
会いたい
会いたい

優しさ
切なさ
もどかしさ
独占欲
絶望
葛藤
希望

沢山の感情に振り回され、最後はありきたりのハッピーエンドでございます。

ただいまと帰ってきて
並んでご飯を食べて
他愛もないテレビに笑い
お天気の日はお布団を干して
お互いの温もりに寄り添い眠る

2人が最後、手にしたありきたりの幸せの、何と微笑ましいことか。

あぁ、ささくれ女子のケロも、このお話に感化されたのか、なんだか恋がしたくなるのです。

永遠の愛なんて(鼻で笑う)なんて思っているのだけど、ほっこりとした恋愛の幸せに、久しぶりに触れてみたいなぁなんて思っちゃったりして(遠い目)

等身大の恋愛物語。

なのにドラマチックで切なくて甘くてもどかしい。

 

ちょっと泣けるBL読みたいという方にオススメの逸品でございます。

 

俺と上司の恋の話 無料立ち読みもあるよ

 

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